メガネフレームの塗装剥がれを補修する方法と費用・注意点

メガネフレームの塗装剥がれを補修する方法と費用・注意点

メガネの塗装が剥がれてきたけれど、きれいに直せるのかな?

メガネフレームの塗装剥がれは、修理できる可能性があります。ただし、補修できるかどうかはフレームの素材や劣化状態によって変わるため、剥がれた部分を自分で加工せず、そのままの状態で相談することが大切です。

迷いやすいのは、市販の補修ペンで塗ってよいのか、専門店へ頼むと元の色に戻るのか、費用や日数はどのくらいなのかという点でしょう。この記事では、素材による対応の違いとセルフ補修の限界を整理したうえで、専門補修の仕上がり、店舗ごとの掲載料金、依頼前の確認事項、日頃の拭き方や保管方法まで順番に解説します。

この記事のポイント
  • 塗装剥がれの補修可否を左右するフレームの素材と劣化状態
  • 見た目のトラブルでも修理対応を受けられる場合があること
  • メタルフレームに限定して再塗装を受け付ける店舗があること
  • 応急処置に使える補修ペンの仕上がりと耐久性の限界
目次

メガネフレームの塗装剥がれを補修できるか判断する

  • 塗装剥がれは素材と劣化状態で補修の可否が変わる
  • 補修ペンで直す前に知っておきたい限界
  • 専門補修の仕上がりと元の色・ロゴの注意点

塗装剥がれは素材と劣化状態で補修の可否が変わる

塗装剥がれは素材と劣化状態で補修の可否が変わる
背景はイメージです。

塗装が剥がれたメガネフレームは、直せる可能性があります。ただし、テンプルやフロントなどに使われている素材によって対応できる場合とできない場合があり、素材そのものが劣化していると修理できないケースもあります。外観だけで決めず、壊れたときの状態を保って購入店などへ相談しましょう。

素材の違いは、補修方法を考えるうえで重要です。イシガミの修理案内では、フレームの塗装、剥がれたメッキの再メッキ・再塗装、好みのカラーへの塗り直しは、メタルフレームに限られています。一方、眼鏡の病院では樹脂製のプラスチックフレームについて、再メッキおよび再塗装には対応していません。つまり「塗装が剥がれた」という見た目が同じでも、メタルとプラスチックを同じ条件では依頼できません。

メタルフレームの中でも、材質に応じて工程が分かれます。イシガミでは、合金、ステンレス、チタン+合金のメガネなどは、ほとんどがメッキ塗装まで可能と案内しています。そのうえで、メガネの種類や材質に合わせて修理工程を細かく分け、希望するフレーム色がある場合には、できる限り近似の色に合わせて塗装をやり直す対応も示しています。

眼鏡の病院も、通常のメガネかサングラスかにかかわらず、メタルフレームはほとんどの場合に修理可能としています。ただし、メタルでも修理が困難な素材があるという条件付きです。「金属だから直せる」と即断するのではなく、具体的な材質と劣化状態を見てもらうことが補修判断の出発点です。

剥がれた部分を手元で加工せず、フレームの素材と劣化状態を確認してもらいましょう。

補修ペンで直す前に知っておきたい限界

補修ペンで直す前に知っておきたい限界
背景はイメージです。

小さな剥がれであっても、市販のメッキ補修ペンを長期的な補修の代わりとして考えるのは避けたいところです。補修ペンは短期間の応急処置には使えますが、仕上がりの質や耐久性は専門補修に及びません。

とくに、塗装が剥がれやすい素材や、すでに剥離が進んでいる箇所には不向きです。均一に塗るには技術も必要で、フロントやリムといった顔に近い部分は仕上がりが目立ちます。誤った補修によって、かえって専門的な修復が難しくなるリスクも示されています。

「少しだけなら、自分で塗っても大丈夫?」と考える方もいるでしょう。すぐに専門補修へ出せない間の応急処置という位置づけなら選択肢になりますが、剥離が進んだ部分や目立つ場所では慎重な判断が必要です。費用と作業の手間も含め、専門店へ最初から依頼する場合と比べて考えてください。

そもそもフレームの塗装剥がれは、素材や素材自体の劣化によって修理の可否が変わります。状態が分からないまま上から塗ると、専門店が判断する前の状態を変えてしまいます。補修を依頼するつもりがあるなら、まずは剥がれたままの状態で相談するのが適切です。

補修ペンは短期間の応急処置に限って考え、専門補修と同じ仕上がりや耐久性を期待しないようにしましょう。

専門補修の仕上がりと元の色・ロゴの注意点

専門補修の仕上がりと元の色・ロゴの注意点
背景はイメージです。

眼鏡の病院の案内では、再メッキ・再塗装および再七宝を施した場合、完全に元の色を再現することはできないと案内しています。

眼鏡の病院では、元の色に限りなく近づけるよう努め、まったく違う色になった場合は無料でやり直すとしていますが、それでも再現には限界があるとしています。また、再メッキ(塗装)ではブランドなどのロゴマーク(印字)を保護できず、消えるとの案内です。色の仕上がりと、残したい印字の両方を依頼前に確認しましょう。

修理の一例として、共文堂が紹介した修理事例には、マルマンオプティカル製「ファルベン」の塗装補修があります。ファルベンの金属部分(リム)はメガネ職人の手塗りなのでメーカーに修理を依頼し、塗装を全部はがして再度手塗りで仕上げています。ファルベンでは鼻あて(パッド)も新しく交換し、その後レンズも交換して納品した一事例です。

一方、イシガミは、金属フレームの場合、合金、ステンレス、チタン+合金のメガネなどは、ほとんどがメッキ塗装まで可能と案内しています。眼鏡の種類や材質によって修理工程を分け、好みの色があれば、できる限り近似の色に合わせて塗装をやり直す案内もあります。

メガネフレームの塗装剥がれ補修を依頼し長く扱うポイント

  • 塗装補修の費用と納期を店舗別に比べる
  • 依頼前の見積もりと修理中のメガネを考える
  • 補修後も続けたい拭き方と保管方法

塗装補修の費用と納期を店舗別に比べる

塗装補修の費用と納期を店舗別に比べる
背景はイメージです。

塗装補修の掲載料金と納期は、店舗や施工内容によって異なります。メガネスーパーの修理案内では、金属フレームのメッキが剥がれた箇所だけを補修する例が4,950円〜(税込)、お渡し日が21日〜です。剥がれた部分のみメッキを施す内容ですが、塗装になる場合もあります。

サトーメガネが掲載するフレーム再メッキの例は、修理費用が5,000円〜、修理期間が10日程度です。薄く剥がれて汚れたフレームを再メッキする施工で、状態に応じて見積もりが行われます。金属の腐食が激しい場合は、施工できないこともあります。

この2店の数字は、施工範囲も条件も同じではありません。部分的なメッキとフレームの再メッキという違いがあるため、料金だけを見て一律に安い、高いと比べるのではなく、自分のメガネに必要な施工内容と合わせて見る必要があります。

異なる店舗・施工内容の掲載例であり、実際の依頼に対する確定見積もりではありません。

対象 掲載されている塗装補修費用(円)
メガネスーパー・剥がれた箇所のみメッキ(塗装の場合あり) 4,950円〜(税込)
サトーメガネ・フレーム再メッキの施工例 5,000円〜

有償修理の進め方について、パリミキでは修理前に見積金額を伝え、利用者の了承を得てから対応すると案内しています。同店では、メガネ自体に機能上のトラブルがなくても、メタルフレームの塗装剥がれやプラスチックフレーム表面の白化といった見た目の問題に、修理で対応できる場合があります。

掲載料金だけで決めず、フレームの状態を見てもらい、施工内容と見積金額を確認しましょう。

依頼前の見積もりと修理中のメガネを考える

他店で購入したメガネや遠方からの依頼については、受け付けている店舗もあります。イシガミでは他店購入品の修理を承り、遠方からの修理も受け付けていますが、遠方から送る際の送料は依頼者負担です。

同店では、作業内容によって費用と日数が必要になる場合があり、劣化の激しいフレームは受け付けられないこともあります。フレームの塗装剥がれ自体も素材と劣化状態によって対応の可否が変わるため、他店購入品を受け付けていることと、実際に補修できることは分けて考えましょう。

費用については、現物の状態に基づく見積もりが重要です。パリミキは、有償修理の場合に修理前の見積金額を利用者へ伝え、了承後に修理すると案内しています。サトーメガネの再メッキ例も状態による見積もりであり、メガネスーパーの部分メッキは4,950円〜(税込)という「〜」付きの掲載価格です。

修理中に使うメガネも準備しておきたいところです。眼鏡市場によると、メガネの修理期間はおおよそ2週間から1ヶ月です。これは修理全般についての目安で、塗装補修だけの確定納期ではありませんが、メガネがないと日常生活に支障が出る人には、もしものときに備えた予備のメガネがあると便利です。

依頼前には「補修を受け付けてもらえるか」だけでなく、見積金額、必要日数、遠方なら送料、預けている間に使うメガネまで確認しておくと安心です。

毎日メガネが必要な方は、修理へ出す前に予備のメガネを用意できるか確かめてください。

補修後も続けたい拭き方と保管方法

日頃の手入れでは、汚れがついたメガネをそのまま乾拭きしないことが大切です。汚れた状態で乾拭きするとレンズやフレームの表面を傷つけるおそれがあるため、まず水道ですすぎ、それから専用のメガネ拭きで拭き上げます。ハンカチや服の裾にはメガネを傷つける硬い素材が使われている場合があるため、代用せず専用の布を使いましょう。

拭く順序は、肌に当たりにくい部分からです。最初にレンズ周りのリムやテンプルの根元を優しく拭き、汗や整髪料がつきやすいテンプル、皮脂がつきやすい鼻盛りやクリングスパッド付近を最後に拭きます。汚れやすい部分を先に触ると汚れを塗り広げる原因になるため、この順番が示されています。拭く部分を片手でしっかり押さえると、フレームが歪みにくくなります。

メガネ拭き自体の汚れは目で確認しにくいものです。汚れた布を使い続けると、汚れを広げてメガネを傷つける原因になるため、メガネ拭きは定期的に洗濯します。水ですすぐこと、専用の布を使うこと、その布も清潔に保つことを一続きの手入れとして覚えておきましょう。

かけ外しは両手を使い、顔に対してまっすぐ行います。片手で左右どちらかへ引っ張る外し方は、歪みの原因になります。たたむときは、一般的な設計では左側のテンプルから折りたたむとフラットになります。

使わないときはケースに入れると、ほこりや、上に物を置いたり踏んだりする危険を避けやすくなります。かけ外しが多い場合は、外したメガネをそのまま置かず、メガネスタンドを使う方法もあります。あわせて、店舗で定期的に調整してもらうことが案内されています。

水ですすいでから清潔な専用布で順番に拭き、使わないときはケースへ入れ、かけ外しが多い場合はメガネスタンドを使いましょう。

よくある質問

元の色やロゴは残せますか?

眼鏡の病院では、再メッキ・再塗装による元色の完全な再現には限界があると案内しています。また、再メッキや塗装をすると、ブランドなどの印字されたロゴは消えます。

プラスチックフレームも同じ方法で直せますか?

同じ方法で直せるとは限りません。イシガミの再メッキ・再塗装はメタルフレーム限定で、眼鏡の病院も樹脂製プラスチックフレームの再メッキ・再塗装には対応していないため、素材を確認して相談してください。

他店で買ったメガネも依頼できますか?

イシガミでは、他店購入品と遠方からの修理を受け付けています。遠方からの送料は依頼者負担で、劣化が激しいフレームは受け付けられない場合があります。

修理中は予備のメガネが必要ですか?

メガネがないと日常生活に支障が出る方には、予備があると便利です。眼鏡市場が示す修理期間の目安は、おおよそ2週間から1ヶ月です。

メガネフレームの塗装剥がれ補修まとめ

この記事のまとめです。

  • 補修できるかは塗装の剥がれ方だけでなく、素材と劣化の程度を含めた判断が必要
  • 市販のメッキ補修ペンは一時的な対応向けで、進行した剥離には不向きであり、目立つ箇所では慎重な判断が必要
  • 眼鏡の病院の案内では、再メッキ・再塗装でも元色の完全再現には限界があり、再メッキ(塗装)では印字ロゴが消えるため注意
  • 掲載例では部分メッキが4,950円〜(税込)・21日〜、再メッキが5,000円〜・10日程度
  • 他店購入品や遠方依頼を受ける店舗もあるが、送料や劣化状態、修理中の予備を要確認
  • 手入れは水ですすいで専用布で拭き、両手でのかけ外しとケース保管を意識

まずは剥がれた部分へ手を加えず、フレームの素材と劣化状態を確認してもらいましょう。その際に補修範囲、色とロゴの扱い、見積金額、納期を一緒に確認すれば、自分のメガネに合う対応を選びやすくなります。

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この記事を書いた人

はじめまして、ミカタです。
小学生でメガネデビューし、コンタクトとの行ったり来たりを経て、今はメガネの魅力にどっぷりハマっている40代会社員です。
「自分にぴったりの一本」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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