「そろそろ遠近両用メガネを作ろうかと思っているけど、どこで買えばいいのか全然わからない」――そんな気持ちを抱えている方は少なくないはずです。JINS・Zoff・眼鏡市場・OWNDAYS・パリミキ・愛眼・和真など、主要チェーン店だけでも選択肢は多く、そこに個人専門店やロープライス店まで加わると、どこへ足を運べばいいか途方に暮れてしまいます。
しかも遠近両用メガネは普通のメガネとは違い、レンズの設計が複雑なぶん「お店の選び方」が仕上がりの満足度を大きく左右します。料金の安さを優先すべきか、見え方保証を重視すべきか、フィッティング技術の高さを求めるべきか。比較するポイントが多いほど選びにくくなるのが正直なところです。
この記事では、ロープライス店・大手チェーン・個人専門店という店舗タイプ別の特徴と違いを整理したうえで、主要チェーン店7社の遠近両用メガネ料金・レンズ設計・見え方保証を一覧で比較します。さらに、遠近両用レンズの設計タイプ(外面・内面・両面)の違いや、購入後に後悔しないフレーム選びのコツまでまとめています。なお、掲載している料金・保証情報は2026年3月時点のものです。
- 店舗タイプ(ロープライス・大手チェーン・個人専門店)ごとの特徴・メリット・デメリットを解説
- 眼鏡市場・JINS・Zoff・OWNDAYS・パリミキ・愛眼・和真の遠近両用料金と見え方保証を比較(2026年3月時点)
- 遠近両用レンズの設計タイプ(外面・内面・両面)によって見え方と視野の広さが大きく変わる
- 失敗しないフレーム選びのポイントと、使い始めの慣れ方のコツ
遠近両用メガネはどこがいい?おすすめ店舗タイプ別の特徴と選び方
- ロープライス店・統一価格店は料金が手頃で初めての方向き
- 大手チェーン店は技術・保証・価格のバランスが優れている
- 個人専門店はフィッティング技術と丁寧な対応が強み
- 見え方保証は遠近両用メガネ選びで特に確認すべき重要な保証
- 遠近両用レンズの設計タイプ(外面・内面・両面)を知って店を選ぶ
料金重視で遠近両用メガネを探すならロープライス店・統一価格店がおすすめ

遠近両用メガネを初めて試してみたい、とにかく費用を抑えたい――そういった方にとって、ロープライス店や統一価格店は有力な選択肢です。フレームとレンズのセット価格が5,000〜1万円前後でリーズナブルに設定されており、追加料金が発生しにくい価格の分かりやすさが最大のメリットです。
「初めての遠近両用だから、まずは手頃な価格で試してみたい」
ロープライス店や統一価格店では、提供価格に合わせてレンズがあらかじめ1〜2種類に絞り込まれています。そのため、自分でレンズのタイプやグレードを選ぶ必要がなく、手短な視力測定だけで購入できるシンプルさも魅力です。老眼が軽度で、度数に対する細かい要望が少ない方であれば、このコストパフォーマンスの高さを最も実感できます。
一方で、注意しておきたい点もあります。取り扱えるレンズは提供価格に見合ったものに限られるため、最新の高グレードレンズは選べないケースがほとんどです。また、フィッティング対応や細かい度数の提案が限定される場合もあります。
ロープライス店は選べるレンズ種類が絞られているため、見え方へのこだわりが強い方や老眼が進んでいる方には物足りないことがあります。
つまり、ロープライス店・統一価格店が向いているのは「老眼が軽度で、まずは遠近両用の使い心地を試してみたい方」「費用を優先して選びたい方」です。こだわりの少ない段階で購入する最初の一本として、合理的な選択肢といえます。
大手チェーン店の遠近両用メガネは技術・保証・価格のバランスで選べる


JINS・Zoff・眼鏡市場・OWNDAYS・パリミキ・愛眼・和真など、全国に展開する大手メガネチェーン店は、技術・価格・保証のバランスで多くの方に選ばれています。店舗が全国に広がっているため、購入後のアフターケアを受けやすいのも大きな安心ポイントです。
「保証がしっかりしていて、アフターケアも受けやすいお店がいい」
大手チェーン店では測定機器が充実しており、目の状態を細かくチェックしながら適切な度数やレンズ設計を提案してもらえます。フレームとレンズのセット価格がある程度統一されているため、料金の見通しが立てやすく、見え方保証・品質保証・破損保証といった保証制度が整備されているのも特徴です。
レンズのグレードや種類の選択肢はロープライス店より豊富で、自分の予算と用途に合わせて選べる幅があります。フィッティング調整にも対応しており、購入後の相談も気軽にできる体制が整っています。スタッフが複数在籍しているため接客品質も安定しており、初めての遠近両用メガネでも安心して相談できます。
大手チェーン店は「ある程度の選択肢の広さ」「保証の充実」「全国でのアフターケア」の3つを同時に求める方に最もバランスよく応えられる選択肢です。
料金は店舗によって異なりますが、眼鏡市場・Zoff・JINS・OWNDAYS・パリミキ・愛眼などの主要チェーンは、遠近両用メガネ一式で7,000〜16,500円程度の価格帯が中心です(2026年3月時点)。各チェーンの詳細な料金・保証比較は後述のH2-2で解説します。
個人専門店の遠近両用メガネはフィッティング技術と丁寧な対応が強み


遠近両用メガネの見え方にとことんこだわりたい、細かい度数調整や長時間のフィッティング対応を求めている――そういった方には、地域の個人専門店が向いています。
個人専門店の最大の強みは、レンズのタイプ・グレード・メーカーを自由に選べる豊富な選択肢と、時間をかけた丁寧なフィッティング調整です。測定精度が高く、細かい度数調整が可能で、遠近両用レンズに特化した深い専門知識を持つ店主やスタッフが多いのも特徴です。
「遠近両用は難しいって聞いたから、専門家に時間をかけて相談したい」
国産・海外ブランドを含む豊富なフレームの品揃えも個人専門店の魅力の一つです。大手チェーンでは扱っていない独自ブランドや、職人が手がけた希少なフレームを取り扱っていることもあります。
一方で、価格は大手チェーン店と比較して高めになりやすく、完成までに時間がかかる場合もあります。また、店舗数が限られているうえ、自宅から遠い立地にあるケースも少なくありません。
個人専門店が特に向いているのは、以下のような方です。
- 見え方や見え心地を細かく相談しながら選びたい方
- 遠近両用が初めてで、測定・フィッティングに不安がある方
- 老眼が進んでいて、高グレードのレンズを検討している方
- ゆっくり時間をかけた対応を求める方
遠近両用メガネを失敗しない店舗選びで必ず確認したい見え方保証


遠近両用メガネを選ぶとき、多くの方が料金やレンズの種類に目を向けますが、見え方保証の確認を忘れがちです。しかし、遠近両用メガネにおいて見え方保証は特に重要な保証内容です。
見え方保証とは、保証期間内に見えづらさや慣れづらさを感じた際に、無償で度数交換できる制度です。遠近両用メガネは遠くや近く専用のメガネと比較して、歪みや視野の狭さから慣れにくい方もいます。購入前に試した時は問題なく感じても、実生活で使い始めてから違和感が出ることがあるため、この保証は遠近両用メガネ購入時に特に確認すべき内容です。
遠く用の度数と近く用の度数の差(加入度数)が大きいほど、視野が狭くなり違和感や慣れづらさにつながります。そのため、保証があることで実際の生活での使い勝手に合わせた度数調整が受けられます。
主要チェーン各社の見え方保証(2026年3月時点)をまとめると以下のとおりです。
- 眼鏡市場: 見え方保証・品質保証・破損保証
- Zoff: 見え方保証・品質保証
- JINS: 見え方保証・品質保証(保証は2回まで)
- OWNDAYS: 返品保証・見え方保証・品質保証・破損保証(見え方保証は1年以内2回まで)
- パリミキ: 見え方保証・品質保証・破損保証
- 愛眼: 見え方保証・品質保証・破損保証・6ヶ月以内レンズ無料交換
- 和真: 見え方保証・品質保証・破損保証
OWNDAYSは返品保証まで含む充実した保証内容が特徴で、愛眼は6ヶ月以内であればレンズを無料交換できる保証が加わっています。どのチェーン店を選ぶにしても、見え方保証の期間・回数を事前に確認することが、後悔しない店舗選びの第一歩です。
遠近両用レンズの設計タイプ(外面・内面・両面)を理解してお店を選ぶ


遠近両用メガネを選ぶ際、レンズの設計タイプの違いを知っておくと、店舗選びの判断軸が明確になります。遠近両用レンズには「外面設計」「内面設計」「両面設計」の3種類があり、設計の違いによって視野の広さと快適性が大きく変わります。
外面設計<内面設計<両面設計の順に視野が広くなり、歪みが少なくなります。それに伴い価格も上がる傾向があります。
- 外面設計: 最もベーシックなタイプ。視野の歪みはやや大きめ
- 内面設計: 外面設計より歪みが少なく、視野が広い
- 両面設計: 最も視野が広く歪みが少なく快適
初めて遠近両用メガネを購入する方には、違和感を感じにくい内面設計・両面設計から選ぶことが推奨されています。
各主要チェーンの標準レンズ設計は以下のとおりです(2026年3月時点)。
- 眼鏡市場: 両面設計累進が標準(追加料金なし)
- JINS: 内面累進が標準
- Zoff: 内面累進が標準
- OWNDAYS: 内面累進が標準(両面設計は追加料金)
- パリミキ: 外面設計が標準(両面設計は追加料金)
眼鏡市場は標準設定で両面設計累進が選べる点が特徴的です。パリミキでも両面設計は選べますが追加料金が発生します。予算を抑えたい方は内面設計が標準の店舗を、快適性を優先して選ぶなら両面設計が標準の店舗を選ぶという視点で比較するのが効果的です。
グレード(設計)の違いは実際の視野の広さに直結するため、試着しながら自分に合った設計を確認することをおすすめします。
主要メガネチェーン店の遠近両用メガネ料金と保証を比較
- 眼鏡市場・OWNDAYS・パリミキ・愛眼・和真・Zoffの遠近両用料金と特徴
- JINSの遠近両用メガネの料金の仕組みと注意点
- 遠近両用メガネで後悔しないフレーム選びと使い始めのコツ
眼鏡市場・OWNDAYS・パリミキ・愛眼・和真・Zoffの遠近両用料金と特徴(2026年3月時点)


主要チェーン各社の遠近両用メガネ一式価格・レンズ性能・保証内容を比較します。以下の情報は各社とも2026年3月時点のものです。
眼鏡市場
一式価格は13,200円〜。レンズの屈折率は1.60・1.67・1.74(薄型〜極薄型)から選べます。内面設計・両面設計から選択でき、両面設計累進が標準で選べる点が大きな特徴です。2020年10月時点で国内1,000店舗・47都道府県に展開する国内最大規模のチェーン。保証は見え方保証・品質保証・破損保証の3種類がそろっています。
Zoff
一式価格は13,200円〜。屈折率1.60(薄型)が標準で、超薄型・極薄型は追加料金。レンズ設計は内面累進が標準。保証は見え方保証・品質保証の2種類。2022年2月時点で国内276店舗に展開しています。
OWNDAYS
一式価格は7,000円〜で、大手メガネチェーンの中では最安水準です。屈折率1.60・1.67(薄型〜超薄型)が標準のセット料金に含まれます。内面累進が標準で、両面設計は+6,000円の追加で選択可能。保証は返品保証・見え方保証・品質保証・破損保証と充実しており、見え方保証は購入後1年以内2回まで対応。
パリミキ
一式価格は13,200円〜。屈折率1.60・1.67(薄型〜超薄型)が選べ、極薄型は追加料金。標準設計は外面設計で、両面設計は追加料金が必要です。保証は見え方保証・品質保証・破損保証の3種類。1930年代創業の歴史あるメガネ店で、2022年4月に「メガネの三城」から「パリミキ」へ屋号が変わりました。
愛眼
一式価格は13,200円〜。屈折率1.60(薄型)が標準で、超薄型・極薄型は追加料金。保証内容は見え方保証・品質保証・破損保証に加えて、6ヶ月以内であればレンズを無料交換できる制度があります。北海道から九州まで全国200店舗以上に展開しています。
和真
一式価格は16,500円〜で、今回比較した7社の中では最高価格帯となります。屈折率1.60(薄型)が標準で、超薄型・極薄型は追加料金。保証は見え方保証・品質保証・破損保証の3種類で、北海道から沖縄まで全国展開しているとのことです。
各店舗の保証期間や保証回数は異なります。購入前に各店舗の保証内容の詳細を確認することをおすすめします。
JINSの遠近両用メガネの料金の仕組みと注意点(2026年3月時点)


JINSは全国に展開する大手メガネチェーンです。遠近両用メガネの料金の仕組みがやや独特なため、購入前に理解しておくことが重要です。
JINSの遠近両用は「好きなフレームの表示価格+5,500円」が基本ルールです。フレーム価格に遠近両用レンズ代5,500円を足して総額が決まります。例えばフレーム6,600円を選んだ場合、合計12,100円が最安値ラインになります。
なお、JINSの単焦点メガネでは屈折率1.60〜1.74まで薄型レンズ追加料金なしという「ALL IN ONE PRICE」が特徴ですが、遠近両用レンズは別の料金設定になります。
遠近両用レンズの追加料金目安(2026年3月時点)
- 標準遠近両用レンズ(屈折率1.60・内面累進): +5,500円
- 薄型レンズ(屈折率1.67): +3,300円の追加
- JINS極上遠近レンズ(両面非球面): +22,000円
合計シミュレーション例として、フレーム9,900円+遠近5,500円+薄型3,300円で18,700円、フレーム9,900円+プレミアム遠近22,000円で31,900円といった試算ができます。
JINSの遠近両用レンズは一人ひとりの目の位置に合わせた特注扱いとなるため、即日渡しは不可です。会計から受け取りまで7〜10日程度の日数がかかります。急いでいる場合は注意が必要です。
また、JINSでは他社フレームの持ち込みでのレンズ交換にも対応しています(JINS製フレーム:6,600円〜、他社フレーム:7,700円〜)。保証は見え方保証・品質保証があり、利用は2回までとなっています。
予算を抑えたい方は「基本の遠近(+5,500円)で生活が回るか確認してから薄型やプレミアムを検討する」という順番が無駄な出費を防ぎやすい方法です。
遠近両用メガネで後悔しないフレーム選びと使い始めのコツ


遠近両用メガネは、レンズの種類や店舗選びだけでなく、フレームの選び方と使い始めのコツを押さえることで快適さが大きく変わります。
フレーム選びのポイント
縦幅のあるフレームを選ぶことが重要です。遠近両用レンズは上部で遠くを見て、下部で近くを見る設計のため、縦幅が広いフレームほどレンズ内の度数変化が緩やかになり、歪みや揺れを抑えやすくなります。また、フィット感のあるフレームを選ぶことも快適な使用につながります。
ライフスタイルに合わせたレンズタイプの選択も重要です。外出や移動が多い方には遠近両用が向いており、室内での作業が中心の方には中近両用が、デスクワーク中心の方には近近両用が合いやすいとのことです。
使い始めのコツ
遠近両用メガネに慣れるまでには個人差がありますが、2週間〜1ヶ月程度が目安との報告があります。使い始めは室内での短時間の使用から始め、徐々に使用時間を延ばすと違和感が軽減されやすくなります。毎日継続して使用することが慣れる近道です。
正しい見方を身につけることも大切です。遠くを見るときは顎を引いてレンズ上部を使い、近くを見るときは視線だけを下げてレンズ下部を使うことで、自然な視線移動ができるようになります。
また、45歳前後は遠近両用に慣れやすい時期との情報があります。老眼がまだ軽く、遠近レンズの度数差が小さいうちから使い始めると、歪みや違和感が出にくく馴染みやすいとのことです。
眼科で処方箋を取得してからメガネを作る方法もあります。特に初めての遠近両用や、老眼が急に進んだと感じる方は、眼科での受診を検討するとより精度の高い度数で作れます。
遠近両用メガネのおすすめ店舗の選び方と失敗しないポイントまとめ
この記事のまとめです。
- ロープライス店・統一価格店はフレーム+レンズのセット価格が5,000〜1万円前後でリーズナブルで、老眼が軽度で初めての遠近両用を試したい方向き
- ロープライス店では取り扱いレンズが1〜2種類に絞られており、高グレードレンズや細かいフィッティング対応が難しい場合がある
- 大手チェーン店は全国に店舗があり購入後のアフターケアが受けやすく、保証制度も充実している
- 個人専門店はレンズのタイプ・グレード・メーカーを自由に選べ、測定精度とフィッティング技術が高い分、価格は高めになりやすい
- 見え方保証は保証期間内に見えづらさを感じた際に無償で度数交換できる制度で、遠近両用メガネ購入時に特に重要
- OWNDAYSは7,000円〜という最安値水準で、返品保証まで含む充実した保証内容が特徴(2026年3月時点)
- 眼鏡市場は13,200円〜で両面設計累進が標準、和真は16,500円〜で最高価格帯(2026年3月時点)
- JINSの遠近両用は「フレーム価格+5,500円」が基本ルールで、受け取りまで7〜10日かかる(2026年3月時点)
- 遠近両用レンズの設計は外面<内面<両面の順に視野が広く快適になり、価格も上がる
- 初めての遠近両用には違和感が少ない内面設計・両面設計から選ぶことが推奨されている
- 縦幅のあるフレームを選ぶと度数変化が緩やかになり歪みや揺れを抑えやすい
- 慣れるまでに個人差はあるが、2週間〜1ヶ月程度が目安との報告がある
- 使い始めは室内での短時間から始め、毎日継続して使うことが慣れる近道
- 慣れない場合は購入店舗で度数やフィッティングの見直しを相談するのが有効
- 保証内容・保証期間・保証回数は各店舗で異なるため、購入前に必ず確認することが重要







