ヨン様がドラマで掛けていたあのメガネ、一体どんなブランドだったんでしょう?
2000年代初頭、日本中に空前の韓流ブームが巻き起こりました。その中心にいたのが、ドラマ「冬のソナタ」でイ・ミニョン役を演じたペ・ヨンジュンさんです。ドラマの中で彼が着用したメガネは、そのやさしい表情と相まって視聴者の心を強く捉え、「ヨン様のメガネ」として一大トレンドになりました。
「ヨン様といえばメガネですね」という言葉が当時のファンサイトでも語られていたほど、メガネはペ・ヨンジュンさんのトレードマーク的存在となっていました。その後、眼鏡市場はペ・ヨンジュンさんをイメージキャラクターに起用し、CMを第4弾まで展開。韓流スターとメガネブランドが組み合わさったこのキャンペーンは、メガネ業界の歴史においても印象深い出来事として記憶されています。
- 「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンが着用したとされるメガネはポールスミスブランドとの報告がある
- 眼鏡市場のCM撮影では8種類のフレームが試着・使用された
- 眼鏡市場CMはボランティア活動への共感からペ・ヨンジュンが引き受けたとされている
- 2010年に配信開始されたCM新3編はそれぞれ異なるメッセージを持つ
冬のソナタとペ・ヨンジュンが魅せたメガネスタイル
- 冬のソナタでペ・ヨンジュンが着用したとされるポールスミスの特徴
- ヨン様のメガネファッションから広がったファングッズの世界
冬のソナタで着用したポールスミスPS-400とPS-935の特徴


「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンさんが演じたイ・ミニョンが着用したメガネは、ポールスミスの「PS-400」というモデルとの報告があります。また、後に「PS-935 MKH」という新しいロットの製品も着用したとのことです。
PS-935のカラーは薄いブラウンのメタルフレームとのことで、スペックについても詳細な情報が伝えられています。レンズ横幅49mm、フレーム全体横幅138mm(左右約13.8センチ)、天地28mm(天地約2.8センチ)、レンズとレンズの間(鼻幅)18mm(約1.8センチ)という寸法との報告があります。また、製造は日本製(Made in Japan)とのことです。
レンズが無色であることで、メガネフレームそのもののデザインが際立ち、ナチュラルかつ知的な印象を与えていたことがうかがえます。細めのメタルフレームとほどよいレンズサイズは、ドラマの中のやさしいキャラクターのイメージと見事にマッチしていたと言えます。
着用シーンについても複数の情報があります。ソウルのシェラトン・ウォーカーヒル・ホテルで行われたイベントでも着用されたとの報告があり、ホテリアー公式ガイドブックの表紙にも着用されたとのことです。さらに、日本で放映された「ロッテ フラボノ・ガム」のCFでもこのモデルが使われたとの報告があり、「ダイハツ ミラ」のCFでも同フレームが使用されたとのことです。
ドラマのみならずイベントやCFでも着用されたとされるこのフレームは、当時のファンにとって特別な意味を持つ一品だったようです。
なお、このPS-935はオークションでも出品される希少なアイテムとなっており、2024年1月の落札価格は31,999円との記録があります(個人のオークション出品情報による)。
ヨン様のメガネファッションが広げたファングッズの世界


ペ・ヨンジュンさんの人気が日本で爆発的に広まった2000年代、メガネ関連のファングッズも多数展開されました。「ヨン様といえばメガネですね。でもサングラスもお似合い」という言葉に象徴されるように、メガネとサングラスはともに彼のスタイルを代表するアイテムとなっていました。
当時販売されたグッズを見ると、ペ・ヨンジュン プロモーションサングラスが2種類(各税込13,230円)との報告があり、ペ・ヨンジュン&ピ(Rain)さんのモデルサングラス(税込22,000円)などが展開されていたとのことです。また、日常使いできるアイテムとして、ペ・ヨンジュン(裴勇俊)眼鏡クリーナー&ミニハンカチ(税込690円)も販売されていたとの報告があり、幅広い価格帯でファンのニーズに応えていたことがわかります。
ドラマと直接結びついたグッズも多く展開されました。「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンさんが愛用したとされるレイバンメガネフレームのPOP使用モデル(税込19,750円)や、あの伝説的ドラマで使用されたとされるメガネフレーム(税込25,000円)なども販売されていました。
さらに、ヨン様韓国キャンペーン使用メガネ(税込18,900円)やヨン様使用セルフレーム(税込23,100円)といった商品もラインナップされていたとの報告があり、ドラマの枠を超えた形でメガネアイテムが展開されていたことがわかります。
これらのグッズは現在では入手困難なものが多く、コレクターズアイテムとしての価値もあるとみられます。
なお、ドラマ「ホテリアー」で使用されたとされるペンダントネックレス(税込20,790円、日本未発売)も商品としてラインナップされており、メガネ以外のアクセサリーグッズも展開されていました。
眼鏡市場CMで知るペ・ヨンジュンとメガネの関係
- 眼鏡市場がペ・ヨンジュンをCMキャラクターに選んだ理由
- 眼鏡市場のCM撮影で試着した8つのフレームモデル
- 話題を呼んだ眼鏡市場新CM3編の見どころ
眼鏡市場がペ・ヨンジュンをCMキャラクターに選んだ理由


眼鏡市場は、自社のイメージキャラクターとして韓流ドラマ「冬のソナタ」で日本でも数多くのファンを獲得していたペ・ヨンジュンさんを起用しました。キャッチコピーは「あなたの愛(EYE=目)に、こたえます」というもので、「愛(あい)」と「EYE(目)」をかけた言葉遊びが印象的なキャンペーンとなっていました。
起用の背景には、ペ・ヨンジュンさんの社会貢献活動への取り組みとの親和性があったとされています。眼鏡市場は2008年より「世界中の子ども達を笑顔にしたい」を合言葉に、社会貢献プロジェクト「smile project(スマイルプロジェクト)」を立ち上げており、かねてからあらゆる分野でボランティア活動を続けていたペ・ヨンジュンさんがキャラクターを引き受けることになりました。
このキャンペーンの規模は相当なものでした。眼鏡市場の店舗はペ・ヨンジュンさんのポスターなどで埋め尽くされ、当時の全国438店舗(当時)でその存在感を発揮していました。テレビCMも第4弾まで展開されるという長期的なキャンペーンとなり、過去のCMは自社HP上の「TVCM視聴サービス」でも視聴できるようになっていました。
運営会社のメガネトップは東証1部上場企業であり、その規模のキャンペーンにペ・ヨンジュンさんが長期にわたって関わったことは、当時のヨン様ブームの大きさを示しています。
眼鏡市場はアンケートに答えると500円のクーポン券がもらえるサービスも展開していたとの報告があり、CMでの集客とリピート購入の促進を組み合わせたマーケティング展開を行っていたことがわかります。
眼鏡市場のCM撮影で試着した8つのフレームモデル


眼鏡市場のペ・ヨンジュンCMは第4弾まで展開されましたが、撮影現場ではさまざまなフレームが試着されました。TVCMのメイキング映像は眼鏡市場渋谷店で28インチテレビで放映され、ファンが撮影の裏側を楽しめるようになっていました。
CM撮影に関わったフレームモデルは、それぞれ異なる役割を持っていました。まず、撮影に使用する商品を選ぶ際に試着したもので映像内にも収められているのが、「SAPIENTE SP-001 ブラック」と「SOUK SPECS PC-8496 ブラック」の2モデルです。
「CLUB CITTA’ CC-229 ブルー」と「Alegre ALE-4004 ブラック」は女性用のフレームとして手に取ったものでした。「R-001 マットブラック」と「R-014 クリアスモーク」はどちらにしようか迷って掛け比べていた2モデルであり、「R-002 ワイン」はTVCMの撮影時にペ・ヨンジュンさんが手に持っていたメガネとのことです。
これら8つのフレームを見ると、ブラックやスモーク、ワインカラーなど、男性向けのシックなカラーリングが多い一方で、女性用フレームにも手を伸ばしていたことがわかり、メガネへの幅広い興味がうかがえます。
眼鏡市場のCMでは、ペ・ヨンジュンさんがサングラスを掛けたものはないとのことで、メガネとサングラスは明確に区別されていたようです。
話題を呼んだ眼鏡市場新CM3編の見どころ


2010年5月28日より、眼鏡市場CM情報サイトで新CM3編の動画配信が開始されました。3編のタイトルは「品質と価格の両立篇」「やってきた篇」「600階段篇」で、それぞれ異なるメッセージを持っています。
「品質と価格の両立篇」では、「さようなら、安すぎるメガネ。さようなら、高すぎるメガネ。品質と価格の両立への挑戦」というメッセージが込められています。ブラックスーツを着たペ・ヨンジュンさんがメガネを愛しそうに両手で受け止めるビジュアルが印象的なCMです。
600の階段を駆け上るCMって、どういう意味が込められているんでしょう?
「やってきた篇」は、真っ白なスーツのペ・ヨンジュンさんが軽やかにジャンプし、「メガネ市場が!」と本人の生声でコメントするという内容です。爽やかで力強い印象を与えるCMとなっています。
「600階段篇」の600段には意味があります。眼鏡市場が全国で展開している店舗数600店を1段1段で表現しているんです。
「600階段篇」では、真っ黒なスーツ姿のペ・ヨンジュンさんが600の階段をひたすら駆け上がります。不況のなか、わずか誕生4年で600店舗まで増やすことができた理由として、「接客、商品、価格」がユーザーのニーズにあったからと、CMの中では語られています。
この3篇のCMに共通しているのは、ペ・ヨンジュンさんというスターの存在感を活かしながらも、眼鏡市場のブランドメッセージをしっかりと伝えているという点です。スーツの色(ブラック・ホワイト・ブラック)の違いも含め、各篇に演出の工夫が見られます。
ペ・ヨンジュンのメガネが残したもの:韓流スタイルと眼鏡市場の歴史まとめ
この記事のまとめです。
- 「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンが演じたイ・ミニョンは、ポールスミスの「PS-400」を着用したとの報告がある
- 後に「PS-935 MKH」という新ロットのモデルも着用したとの報告があり、薄いブラウンのメタルフレームとのことである
- PS-935のレンズ横幅49mm・フレーム全体横幅138mm・天地28mm・鼻幅18mmという詳細なスペックが伝えられている
- ドラマ以外にも、ホテルイベントやガイドブック表紙、日本のCFでもこのフレームが着用されたとの報告がある
- 「ヨン様といえばメガネ」という認識が広まり、プロモーションサングラスや眼鏡クリーナーなど多様なファングッズが展開された
- 眼鏡市場はキャッチコピー「あなたの愛(EYE=目)に、こたえます」でペ・ヨンジュンをイメージキャラクターに起用した
- 起用の背景には、眼鏡市場のスマイルプロジェクトとペ・ヨンジュンのボランティア活動への取り組みの親和性があった
- 眼鏡市場のCMは第4弾まで展開され、全国438店舗(当時)でポスターが掲示された
- CM撮影では「SAPIENTE SP-001」「KENZO KE-20258 K18」など8種類のフレームが試着・使用された
- 眼鏡市場CMでペ・ヨンジュンがサングラスを掛けたものはない
- 2010年5月28日に新CM3編「品質と価格の両立篇」「やってきた篇」「600階段篇」の配信が開始された
- 「600階段篇」の600段は、眼鏡市場の全国600店舗数を意味していた
- ペ・ヨンジュンはCMの中で「接客、商品、価格」がユーザーのニーズにあったと語っている
- 「ファンを大切にし、吟味した作品にのみ出演する姿勢がペ・ヨンジュンそのもの」という評価が当時なされていた









