メガネは眼科に行かないで作れる?処方箋なしの流れと受診したいケース

メガネは眼科に行かないで作れる?処方箋なしの流れと受診したいケース

メガネを作りたいけれど、先に眼科へ行く必要があるのか迷っていませんか。購入の手続きとしては、眼科に行かず、処方箋なしでもメガネを作れます。JINSなどのメガネ店では、店頭で視力を測定して度数を決められます。

ただし、店でメガネを作れることと、目の病気がないと確認できることは別です。日本眼科学会・日本眼科医会は、目に異常を感じたときだけでなく、メガネを作るときにも眼科受診を強く勧めています。まずこの違いを押さえたうえで、自分に必要な進め方を考えていきましょう。

この記事のポイント
  • 処方箋なしでメガネを作る店頭での方法
  • 視力測定と眼科の診察の役割の違い
  • 初めて・子ども・見え方の変化がある場合の受診
  • 作成時の持ち物・費用・受け取り時間の注意点
目次

メガネは眼科に行かないで作ることも可能?受診との使い分け

処方箋なしでも店頭で測定して作れる

処方箋なしでも店頭で測定して作れる

眼科の処方箋を持っていなくても、店舗で視力測定を受け、用途や希望する見え方に合わせてメガネを作る方法があります。JINSの公式FAQでも、日本の店舗では処方箋なしで作成でき、視力の検査料は無料と案内されています。

Zoffは、視力が安定していて、前回メガネを作ったときと見え方が変わらない人について、処方箋なしでも作れると説明しています。すでにメガネを使っていて買い替えたい場合、処方箋がないという理由だけで購入を諦める必要はありません。

一方で、「以前と同じように見えるから、目の健康も問題ない」とまでは判断できません。購入できるかを知りたいなら答えは「作れる」、病気の有無まで確かめたいなら眼科の診察が必要です。眼科受診を省いてよいという医学的なお墨付きとして、処方箋不要の案内を受け取らないことが大切です。

メガネ店の視力測定と眼科の診察は役割が違う

メガネ店の測定では、レンズの度数や実際の見え方を確認し、使用する場面に合わせて調整します。たとえばJINSでは、機械による度数測定のあと、希望する見え方を聞きながら度数を合わせます。仕事で細かい文字を見るのか、運転で使うのかといった情報も、相談の材料です。

比べる点メガネ店で測定して作る眼科で処方箋をもらって作る
度数を決める過程店頭で測定し、用途や見え方を相談する眼科で検査・診察を受け、処方された度数で作る
目の病気の確認店頭の測定を診断の代わりにはできない医師が目の状態を診察する
購入までの流れ店舗で測定から注文へ進む眼科を受診し、処方箋をメガネ店へ持参する
費用の違いJINSでは視力測定が無料眼科では検査・診察などの費用がかかる

池袋サンシャイン通り眼科診療所は、眼科で処方するメリットとして、視力だけでなく目全体の異常を確認できることや、強すぎる度数になっていないかをチェックできることを挙げています。見える文字が増えたかどうかだけでなく、目の状態も含めて考えるのが眼科での処方です。

日本眼科学会・日本眼科医会の案内は、眼鏡店での検査を過信し、目が健康だと思い込むことで、病気の早期発見の機会を失うおそれを指摘しています。店舗で測定を受けた経験があっても、それが眼科で診察を受けたことの代わりになるわけではありません。

初めてのメガネと子どものメガネは眼科を先に

初めてのメガネと子どものメガネは眼科を先に

初めてメガネを作る場合は、先に眼科で目の状態を確かめてから進めましょう。Zoffも、初めての人には眼科での検査を推奨しています。見えにくさがあると、すぐに度数を決めたくなりますが、眼科では視力以外の検査や診察も受けられます。

子どもの場合も、まず眼科を受診して処方箋を用意する進め方が勧められています。JINSの子ども向け公式FAQでは、特に処方箋を勧める対象として、初めてメガネを使う人、中学生以下の人、眼病があり通院している人、視力が出づらい人を挙げています。

ここで区別したいのが、受診の推奨と店舗の受付条件です。JINSの同FAQは、子どもについても処方箋の取得を一律に必須とはしていません。処方箋なしで測定できる一方、場合によっては取得をお願いする、としています。

「子どもは絶対に店で測ってもらえない」「誰でも必ずその場で作れる」のどちらとも言い切れません。

初めての子どものメガネなら、作成できる店を探すことだけに時間を使うより、眼科で相談してからフレームを選ぶ順番がよいでしょう。処方箋を用意すれば、目の状態を診てもらったうえで、その内容をメガネ店へ引き継げます。

見え方の変化や目の異常があるときは受診を優先する

今までのメガネが合わなくなった場合、度数を変える話だけで終わらせないことが大切です。日本眼科学会・日本眼科医会は、目に異常を自覚した人には眼科受診を勧めています。「メガネを替えればよいはず」と自分で原因を決めず、見え方の変化を医師に伝えましょう。

Zoffも、乱視がひどい場合や、老眼が進んでメガネが合わなくなった場合には眼科での相談を案内しています。特に、作ってもすぐに度数が合わなくなり、頻繁にメガネを替えているケースには注意を促しています。こうした変化を感じるときは、次の一本を注文する前に受診する理由があります。

眼科への相談は、新しい処方箋をもらうためだけに限りません。池袋サンシャイン通り眼科診療所では、処方箋を発行しなくても、現在使っているメガネについて相談できると案内しています。作り替えるか迷っている段階でも相談の対象です。すでに目の治療を受けている方は、主治医の判断を優先してください。

眼科に行かないでメガネを作る流れと、処方箋を使う場合の注意点

店頭では用途を伝え、今のメガネを持参すると相談しやすい

処方箋なしで店頭作成する場合は、フレームを選び、測定と見え方の相談をして、レンズを決める流れです。JINSの案内を例にすると、次のように進みます。フレームの見た目だけで決めきれないときは、用途や度数に合うかもスタッフへ相談できます。

  1. 気になるフレームを試着し、使う目的を相談する
  2. 視力測定を受け、希望する見え方と度数をすり合わせる
  3. レンズの種類を選び、会計と受け取り予定の確認をする
  4. 完成したメガネをかけ、見え方と掛け心地を最終確認する

すでに使っているメガネがあるなら、持参すると参考になります。JINSでは、現在のメガネの度数を確認し、新しく合わせる見え方との比較に使う場合があります。同じ度数を希望する場合や、今のフレームに近いものを探したい場合にも役立ち、他社で購入したメガネでも構いません。

測定では「できるだけよく見えるものを」と伝えるだけでなく、運転に使う、パソコンの細かい文字を見る、家で使うといった場面まで伝えましょう。複数のメガネを使い分けたいなら、今回作る一本の役割も相談できます。最後は完成品を実際にかけ、掛け具合やバランスも調整してもらいます。

測定料金と受け取り時間は別々に確認する

測定料金と受け取り時間は別々に確認する

JINSでは店頭の視力測定が無料で、測定のみでの来店も案内されています。ここで無料なのは視力測定です。メガネ本体の購入代金まで無料になる意味ではありません。眼科では検査や診察に費用がかかりますが、目全体の状態を確認するという、店頭測定とは異なる役割があります。

受け取りを急ぐ場合は、レンズの在庫が重要です。JINSの当日受け取りに関するFAQでは、来店した店舗にレンズ在庫があれば当日中に受け取れ、会計後、最短30分で完成するとしています。「最短30分」は来店してからの総所要時間ではなく、会計後の案内です。

JINSの2023年12月公開の作成ガイドは、フレーム選びや測定、加工、見え方確認などを含め、おおよそ1〜2時間を目安にしています。混雑やフレーム選びにかかる時間で変動し、度数やレンズ在庫によっては即日受け取りにならない場合もあります。

予定を立てるときは、最短の加工時間だけを見込まないようにしましょう。

同ガイドでは、会計後は出来上がり予定時刻まで店外で過ごすことや、後日受け取ることも可能とされています。その日のうちに持ち帰る必要があるのか、注文だけ済ませればよいのかを決めておくと、受け取り予定を相談するときに話が具体的になります。

眼科の処方箋を使っても、購入するメガネ店は選べる

眼科を先に受診する場合は、検査や診察を受け、発行されたメガネの処方箋を店舗へ持参します。池袋サンシャイン通り眼科診療所では、視力検査後に処方度数を試す時間を取り、医師の診察を経て処方箋を発行する流れを紹介しています。メガネ店では、その処方内容に基づいて作成します。

「眼科へ行くと、併設の店で買わなければならないのでは」と心配する必要はありません。とつか眼科は、処方箋をもらったあと、併設店以外の好きなメガネ店へ持って行ってよいと案内しています。目の状態は眼科で相談し、フレームは自分の好みの店で選ぶ進め方もできます。

JINSでは、眼科の処方箋があれば店頭の視力測定は不要です。受付で処方箋による作成を希望すると伝えます。ただし、処方箋の指示内容や度数によっては作成できない場合があります。処方箋を持っていれば、どのような指定のレンズでも必ず注文できるというわけではありません。

作ったあとに度数が合わない場合の手続きも押さえておきましょう。JINSでは、処方箋で作成したメガネの度数を、店舗の測定で変更することはできません。公式FAQは、保証期間内に眼科を再受診し、新しい処方箋・保証書・メガネ一式を店舗へ持参するよう案内しています。

保証期間外はレンズ交換代金が発生し、度数や指定内容によっては作成できない場合もあります。

古い処方箋やコンタクトの処方箋を使いたいときは

古い処方箋やコンタクトの処方箋を使いたいときは

以前もらった処方箋が手元にある場合は、まず有効期限を確かめましょう。JINSとZoffの解説では、メガネの処方箋の有効期限を約30〜90日と案内しています。この幅を、そのまま「どの処方箋も90日使える」という意味に読み替えず、自分の処方箋に示された期限に合わせて持参することが大切です。

処方箋の数字が残っていることと、その処方箋を今も有効なものとして使えることは別です。Zoffは、有効期限を過ぎた処方箋は無効になると説明しています。古い書類を見つけたからといって、そのまま注文に使う前提にはしないようにしましょう。

コンタクトレンズの処方箋については、ZoffのQ&Aは「メガネを作れないわけではない」としつつ、メガネ用の処方箋が望ましいとしています。理由は、角膜に直接のせるコンタクトと、目から離して使うメガネでは度数が異なるためです。コンタクトの度数をそのままメガネにも当てはめる前提にしないことがポイントです。

メガネ用の処方箋がない場合にも、店舗で測定して作る方法はあります。ただ、目の異常や見え方の変化が気になっているなら、書類をどう代用するかより先に眼科で相談しましょう。

処方箋の有無だけで決めず、目の状態を確認する必要があるかも含めて進めるのが大切です。

眼科に行かないでメガネを作る前に知っておきたいことのまとめ

この記事のまとめです。

  • メガネは処方箋なしでも、店頭で視力測定を受けて作れる
  • 店頭測定は目の病気の診断の代わりにはならず、眼科学会などはメガネ作製時の受診を推奨
  • 初めてのメガネや子どものメガネは、眼科で相談してから進める
  • JINSは子どもの処方箋を一律必須とはしていないが、場合によって取得を求める
  • 目の異常や見え方の変化がある場合は、度数の変更だけで済ませず眼科へ相談
  • 店頭では使用目的を伝え、今のメガネがあれば比較や相談の参考として持参
  • JINSの視力測定は無料。眼科の検査・診察とは内容が異なる
  • JINSの当日受け取りは店舗のレンズ在庫が条件で、最短30分は会計後の時間
  • 眼科の処方箋は併設店以外にも持参できる。JINSでは、処方箋の指示内容や度数によってはメガネを作成できない場合がある
  • JINSで処方箋により作ったメガネの度数変更には、新しい処方箋が必要
  • 古い処方箋は期限を確かめ、コンタクトの度数をそのままメガネへ当てはめない
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この記事を書いた人

はじめまして、ミカタです。
小学生でメガネデビューし、コンタクトとの行ったり来たりを経て、今はメガネの魅力にどっぷりハマっている40代会社員です。
「自分にぴったりの一本」に出会えるお手伝いができれば嬉しいです。

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