メガネと帽子を合わせるなら、まずは大きさをそろえる、色をなじませる、形に変化をつけるという3つの考え方が参考になります。小ぶりなキャップには小ぶりなメガネ、落ち着いた色のハットには近い色のフレームなど、組み合わせの軸を一つ決めるのが出発点です。
「両方着けると主張が強すぎる」「ニット帽をかぶるとしっくりこない」というときも、メガネを買い替える前に、帽子の形やかぶる深さを見直す余地があります。この記事では具体的なコーデの考え方から、顔型・髪型に合わせたかぶり方まで紹介します。
耳が痛い場合は見た目の工夫だけで済ませず、メガネのフィット感も確認しましょう。
- 大きさ・色・形で考えるメガネと帽子の組み合わせ
- キャップ・ニット帽・ハット別のコーデのヒント
- 顔型と髪型に合わせたニット帽のかぶり方
- 帽子との干渉と耳の痛みを分けたフィット感の確認
メガネと帽子のおしゃれな合わせ方
似合う組み合わせは大きさ・色・形から考える

メガネと帽子は、必ず片方を控えめにしなければいけないわけではありません。JINSが紹介するスタイリストの提案には、小ぶり同士を合わせる例も、太いフレームと帽子を近い色でまとめる例もあります。どこをそろえて、どこをアクセントにするかを決めると、合わせ方が具体的になります。
| 組み合わせの軸 | 具体例 | 目指す印象 |
|---|---|---|
| 大きさをそろえる | コンパクトなキャップ+小ぶりな丸いメタルフレーム | 顔まわりのバランスを整える |
| 色を近づける | 黒いバケットハット+濃い茶色の太縁メガネ | 落ち着いたまとまり |
| 形に対比をつける | 丸みのあるベレー帽+四角い黒縁メガネ | 遊び心と引き締まった印象 |
| 色を対比させる | オレンジのニット帽+ネイビーのメガネ | 顔まわりのアクセント |
手持ちのメガネを生かすなら、フレームの特徴から表を見てみてください。小ぶりなら帽子のサイズ感を合わせる、太縁なら色を近づける、といった選択ができます。「太縁だから帽子は似合わない」と決めつける必要はありません。濃い色同士でも、帽子とメガネの質感の違いを楽しむ組み合わせがあります。
ここで挙げた例は、JINSのスタイリング記事で2018年に紹介されたものです。当時の流行という説明を現在のトレンドとして受け取るのではなく、大きさ・配色・形を組み合わせるヒントとして取り入れるとよいでしょう。
コンパクトなキャップには小ぶりなメガネ、顔まわりを軽く見せたいなら細いフレームを
コンパクトなキャップに合わせるなら、小ぶりな丸いメタルフレームが候補です。JINSのスタイリング例では、キャップとメガネのサイズ感をそろえることで、顔全体のバランスが整った印象になると紹介しています。キャップ全般に一律の正解があるというより、帽子のシルエットに合わせてメガネの大きさを見る考え方です。
色のあるキャップを目立たせたい場合は、シルバーのメタルフレームも参考になります。同記事のパープルのキャップとの組み合わせでは、シルバーが主張しすぎず、帽子の濃い色を引き立てています。帽子にもメガネにも強い色を使うのが難しく感じられるなら、この組み合わせから考えてみましょう。
キャップ販売店のエクレボは、顔まわりを軽く見せる選択肢として、細めのフレームやブラウン系・クリア系の色を紹介しています。太縁も楽しめますが、キャップと合わせたときの印象が重いと感じるなら、フレームの太さだけでなく色にも注目したいところです。
服装までラフに見えるのが気になる場合は、シャツやブラウス、シンプルなワンピースなど、きれいめの要素を加える方法もあります。エクレボは、前髪や顔まわりのおくれ毛を少し残すことも、やわらかい雰囲気をつくるコツとして挙げています。キャップとメガネの2点だけでなく、服や髪を含めた印象で考えてみてください。
ニット帽はメガネや服との色合わせを楽しむ

ニット帽にメガネを合わせると、カジュアルな雰囲気やこなれた印象をつくりやすいと愛眼は紹介しています。落ち着いた着こなしに変化をつけたいときは、帽子の色をアクセントにする方法があります。JINSの例は、ネイビーのメガネにオレンジのニット帽を合わせた配色です。
この例では、寒色のネイビーと暖色のオレンジを組み合わせることで、特徴のある小物同士にもまとまりを出しています。暗い色の服が多くなる秋冬に、顔まわりへ色を足す提案です。「帽子とメガネを同じ色にしないと合わない」と考えず、色の対比を楽しむ選択肢も持っておくとよいでしょう。
一方、色の対比より自然になじむ印象が好みなら、メガネの色を服とつなげる方法が参考になります。帽子コーデ全般の例として、愛眼は黒い帽子に、服に合わせたモスグリーンのフレームを組み合わせています。帽子とメガネを直接同色にするのではなく、服を含めてまとまりをつくる考え方です。
また、愛眼にはベージュでまとめた装いに、ホワイトゴールドとボルドーのメガネをアクセントとして加えた例もあります。帽子を主役にしたい日は帽子の色を、シンプルな装いにポイントが欲しい日はメガネの色を見直す、という使い分けです。配色の実例は愛眼の帽子とメガネのコーディネートでも紹介されています。
ハットやベレー帽は質感と形の違いを生かす
バケットハットと太縁メガネを落ち着いた雰囲気で合わせたいなら、色を近づけながら質感に違いをつける方法があります。JINSの例は、黒いスウェードのバケットハットと、濃い茶色の太縁フレーム。帽子のなめらかな質感と、アセテート素材のフレームの艶が、装いに表情を加えています。
中折れハットをかぶると堅い印象になりすぎる、という場合には、大きめのメガネを合わせる提案もあります。同記事では、グレーの中折れハットに大きめの黒縁ボストンを組み合わせています。帽子のクラシックな雰囲気にすべてをそろえず、メガネの大きさで変化をつけた例です。
ベレー帽の場合は、丸い帽子に丸いメガネを合わせる以外の楽しみ方も。丸みのあるベージュのベレー帽に、四角い黒縁フレームを合わせると、形の対比が生まれます。JINSは、この組み合わせを遊び心のあるスタイルとして紹介し、黒いスクエアの形と色が淡いベージュの印象を引き締めると説明しています。
きっちりしたデザインのメガネをやわらかい装いに取り入れるなら、愛眼が紹介する、つばの広い白いハットときれいめのワンピースの例も参考になります。メガネの雰囲気だけで服装を決めず、帽子や服で爽やかさを加える方法です。ハットの種類によって、質感・サイズ感・形のどれを生かしたいか考えてみましょう。
メガネと帽子のかぶり方・フィット感の整え方
顔型に合わせてニット帽の高さとボリュームを選ぶ
ニット帽とメガネを合わせてしっくりこない場合は、フレームだけでなく帽子の高さにも目を向けてみましょう。愛眼の顔型別の提案では、面長と丸顔で、似合いやすいとされる高さやかぶり方が異なります。以下は、顔型とのバランスを考えるときの目安です。
| 顔型 | 帽子を選ぶ目安 | かぶり方の目安 |
|---|---|---|
| 面長 | 高さを抑えたもの | ふちを折り返す、前髪を出す、深めにかぶる |
| 丸顔 | 縦長のシルエットになるもの | 浅めにかぶり、前髪を出さず縦のラインを見せる |
| ベース顔・四角顔 | ふくらみのある形やつば付きなど、ボリュームのあるもの | 深めにかぶる |
| 逆三角形 | シンプルで厚みのあるもの | 縦長を意識し、薄手ならふちを折り返す |
面長の場合、高いニット帽は縦長感を強調しやすいとされています。ふちの折り返しで横にボリュームをつくるのは、その縦の印象を目立ちにくくするためです。反対に、丸顔では帽子で縦のラインをつくることが、バランスを取りやすくするポイントになります。
逆三角形の顔型への提案では、「シンプル」と「薄手」は同じ意味ではありません。愛眼は、薄手だとコンパクトに見えすぎるため、厚手のものや折り返しで厚みを出す方法を挙げています。デザインを控えめにしながらボリュームは残す、という選び方です。
顔型だけで似合う・似合わないを断定せず、こうした違いを試着時の比較に使ってみてください。
髪型と前髪に合わせてニット帽の深さを変える


ニット帽の深さは、髪がどのくらい見えるかでも印象が変わります。愛眼は、ロングヘアなら深めにかぶって髪の面積を少し抑え、ショートヘアなら髪が隠れすぎないよう浅めにかぶる方法を紹介しています。ミディアムヘアは深め・浅めのどちらも似合いやすいとされ、ヘアアレンジを見せたいときは浅めが候補です。
前髪を出すかどうかは、目指す雰囲気から考えられます。前髪ありは可愛らしい印象、前髪なしはすっきりした大人っぽい印象になりやすいというのが愛眼の説明です。前髪を出す場合には、横に流すなどの変化をつける方法もあります。メガネと帽子だけを見て決めず、前髪を含めた顔まわりで比べてみましょう。
浅めに少し後ろ寄りの角度でかぶる方法は、愛眼が紹介する定番のスタイリング。一方で、深めはカジュアルな印象につながるとしています。また、ふちを折り返せば、その部分が帽子のアクセントになります。同じ帽子でも、深さと折り返しを変えて比べられます。
ただし、浅めが定番だからといって、誰もが浅くかぶればよいわけではありません。面長には深め、丸顔には浅めという顔型別の提案もあるためです。髪を見せたいのか、顔の縦横の印象を整えたいのか、気になる点に合わせて調整しましょう。詳しい例は愛眼のニット帽のかぶり方で確認できます。
帽子がメガネに当たるときは深さと横の窮屈さを見る
キャップがメガネに当たるときは、見た目の相性に加えて、帽子の深さや側面の形が関係している可能性があります。エクレボは、深いキャップの側面や横幅のタイトな作り、小さすぎるサイズによって、メガネのつるが押される場合があると説明しています。
つるは「テンプル」とも呼ばれる、耳に接する棒状の部分です。帽子選びでは、正面からの形に加え、この部分と帽子の側面が重なるかどうかも見るポイントになります。エクレボは干渉しにくい選択肢として深すぎないキャップを紹介していますが、これは浅い帽子なら必ず当たらない、痛くならないという保証ではありません。
同店は太めのフレームで圧迫感を感じやすい傾向にも触れています。とはいえ、細いフレームに替えれば解決するとは限りません。Zoffは、テンプルの曲がる位置や長さが耳に合っていない場合にも負担が生じると説明しています。帽子の形と、メガネそのもののフィット感は、別々に見ておきたい点です。
帽子が当たっている場所は、組み合わせを見直す手がかりになります。一方、すでに耳の痛みやかけ心地の違和感がある場合は、帽子選びだけで済ませず、メガネ店へ相談しましょう。フレームを自分で曲げて帽子との隙間をつくるような調整はおすすめできません。
耳が痛いときはメガネ店でフィッティングを相談する


耳が痛くなる原因は、帽子との接触だけとは限りません。Zoffは、テンプルが短すぎる場合には耳の上部へ圧力が集中し、長すぎる場合にはズレによって耳の後ろや側面に不均等な圧力がかかると説明しています。また、先端の角度が内側に閉じすぎていることも、耳の後ろが痛くなる原因の一つです。
耳に触れる部分だけでなく、鼻パッドの位置も関係します。鼻パッドにはメガネを支え、重さを分散させる役割があり、位置が合わず浮いているなどすると、耳へ負担が集中する場合があるためです。「耳が痛いから、つるだけをゆるめればよい」とは判断できません。
フィットしていないと感じたら、メガネ店で調整を相談するのが基本です。Zoffは、店舗のスタッフがテンプルの長さや角度を微調整すると案内しています。帽子を合わせたときに気になる場合も、帽子との接触だけでなく、耳や鼻を含めたかけ心地を相談するのがよいでしょう。
自分での調整について、Zoffは、方法を間違えると症状が悪化する可能性があるため、基本的にはメガネ店への持ち込みを勧めています。痛みに合わせてフレームを曲げたり角度を変えたりする前に、専門スタッフへ。見た目の組み合わせは色や形で楽しみ、痛みやズレはフィッティングの問題として扱いましょう。
Zoffの耳の痛みと対処法の解説も参考になります。
メガネと帽子の合わせ方まとめ
この記事のまとめです。
- メガネと帽子は、大きさをそろえる、同系色でまとめる、形に対比をつけるなど、組み合わせの軸を決めると考えやすい
- コンパクトなキャップには、小ぶりな丸いメタルフレームが候補
- 顔まわりを軽く見せたい場合は、細いフレームやブラウン系・クリア系も選択肢
- ニット帽は、ネイビーのメガネとオレンジの帽子のような色の対比も楽しめる
- 濃い色のバケットハットと太縁メガネは、色を近づけて質感に違いをつける方法がある
- 丸いベレー帽と四角い黒縁メガネは、形の対比と引き締めを生かした組み合わせ
- ニット帽は、面長なら高さを抑え、丸顔なら縦のラインを意識するのが目安
- ニット帽の深さは、顔型に加えて髪の長さや見せたいヘアアレンジとのバランスで考える
- キャップが当たる場合は深さや側面の窮屈さが関係することがあるが、浅い帽子で必ず解決するわけではない
- 耳の痛みにはテンプルや鼻パッドの不適合も関係するため、自分で曲げずメガネ店へ調整を相談する










